2012年

8月

28日

Kimono

 

少し昔を振り返って。

 

芸大時代に制作した織りの着物

 

 

この頃から洋も好きだった私、

染織を学んで最終的には和の着物、

絹織物という繊細な世界を選んだのですが、

私の表現は洋でした。

 

その後、和装業界で粋な和の世界も見てきましたが

結局洋に進み、やっぱり今に繫がっているのがわかります。

 

この頃から好きなカラーは白。今も変わらない一番好きなカラーです。  

紬絣の着物 単衣 「清」
紬絣の着物 単衣 「清」

 

 

お洒落着としての織りの着物だから尚更、自由な表現、

他にはない洋風にしたかったのかもしれません。

 

この頃は22〜23歳。

 

今ならシックで粋なカラーとデザインを好むので、

もう自分で着ることはありませんが、

限られた経糸と緯糸が織り成す中での

アートとしての表現を追求していました。

 

全て自分の手だけによるクリエイション。

今の私なら、ここから新たな表現ができそうです。

 

 

 

 

 

 

卒業制作は、絣の技法を細かく入れた表現。

経緯絣にする為に、細かく染め分けました。

 

でも、まだまだ技術が足りてなくて

思うようなカラーに糸が染まらなかったのですが・・・

 

 

 

紬絣の着物 「舞姫」

 

刺繍の刺すこと自体が好きなように

機で織る作業が好きでした。

 

経糸と緯糸の織り成す世界。

織って重なりあって初めて新たなカラーが生まれるのが織物の魅力。

 

 

デザインにそって糸を計算して

絣を施して糸を染め分けます。

機に糸をかけるという大変な作業も行って織り上がるまで

フランスの刺繍以上に時間を要する伝統技術。

日本の手機による絹織物。

 

 

仕立てた時に絵羽模様になるように、反物を部分ごとにデザインしています。

友禅や日本刺繍だともっと豪華な絵羽模様らしくなりますが、

このシンプルで粋な世界が好きでした。

 

 

 

 

 

 

今はもう着物の反物を織る事はないけれど、

洋の織物の一つであるレースをいつかハンドメイドで。

 

 

よりアートとして表現しやすい

華やかな刺繍やレースに辿り着いたのも

私らしいなと感じています。

 

ドレスや洋服に使うものでも、

その素材自体がアートです。

 

 

 

 

 

これは前回のParisで。Parisでも見かける着物。

Parisのディスプレイ Kimono
Parisのディスプレイ Kimono